気になっていた独学プログラマーを読んでみた
はじめに
年末年始ということもあり、自分の周りで評判が良く気になっていた「独学プログラマー」を読みました。読んで思ったことを書いていきます。自分はプログラミングを本当に初めて学ぶわけではないので、感想は初学者とずれている可能性が高いです。
一言でいうと
もうめちゃくちゃ良かったです。「プログラミングを学びたい!」という人に自信を持ってお勧めできる一冊だと思いました。また、学部1年の頃にこれを読んでいたら...というたらればも出てくるくらい良かったです。
自分のプログラミング(Python)レベル
自分はプログラミングを始めたばかりの初心者!ではなく、Pythonを使って(簡単な)やりたいことを大体実装できるレベルです。この本で触れられているFizz-Buzz問題は簡単に書けます。自分と同じくらいのレベルの方でも読んだら面白い・有益だと思います。
読むのにかかった時間
自分はポモドーロテクニックを使って勉強をしているのですが、本書を読了するまで8ポモドーロ(3時間20分)かかりました。基本的な部分を流し読み、演習を飛ばしているので、初学者の方は倍以上かかると思います。
感想
知らなかったこと
正直、99%は知っている知識が書かれていると思いましたが、知らないこと、知っているが使ったことがないものがありました。
自分が知らなかったことの例
- docstring -> 書いたことない。実務とかで活躍しそう。
- 組み込みモジュールのkeyword -> 初めて知った。使わなそう。笑
- メソッド、変数名の前にアンダースコアを1つ付けると触って欲しくない物だと示せる。
- Classやメソッドなどの命名規則などの紹介もありました。
特に良かったところ
- 11章には「ハマった時の助け」という章があり、「プログラミングスキルを向上させるためにもっとも効果的なのは何ですか?」という問いに対しての回答がいくつかされています。「自分よりはるかに賢い人と働く」という自分が強く意識していることも含まれていました。20個くらい書いてあるので、気になった人は書店などで読んでみるといいです。
- 1章丸々gitのお話があります。gitの基本的な部分を簡単に教えていて、いざgitを学ぶ時に役立つと思います。
- 第5部にはプログラミングを仕事とする時に意識すべきことなどがまとまっていて、とても有益でした。
- 基本的なことをいくつか教えた後に演習があり、知識を整理して深めるのに役立つと思いました。
この本を読み終わった後にやるべきこと
この本の最後に次に読むべき書籍がたくさん並べられています。この中でやりたいものがあったり、作りたいサービス・システムがある方はそれをやればいいですが、個人的にはAtCoderをオススメします。本書で重要視されているアルゴリズムなども学べます。
お供として独学プログラマーの続き(?)であるこの本がいいと思います(自分は読んだことないですが、評判は良いです)。